※一般の人が許可なく、エリア内に入ることはできません。 |
ポートメッセナゴヤ新館等次々と誕生し進化するする金城埠頭エリアで
毅然とししたたたずまいでその姿もりりしい
名古屋港海上交通センター
今日もかわらず構内の安全第一の航行をマネジメント中。
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2023/7/7撮 |
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国内有数の規模を誇る名古屋港では、毎日多くの貨物船やフェリー等の大型船舶が往来しています。
この港内や周辺海域の海上交通安全を支えている施設を特別に見学して、その重要な役割を確かめてみませんか。
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「海上交通情報提供」と「航行管制」で、海の交通安全や
環境を守る施設を見学しよう。 |
道路を通行する歩行者や自動車には、「青信号はススメ、赤信号は止まれ」「歩行者は右側通行、自動車は左側通行」など守るべき交通ルールがあります。
同じように海上を航行する船舶にもルールがあり、特に航路が限られる港周辺の海域には、往来する船舶の衝突や乗り上げ等のトラブル発生を防止するため、独自の規制や航行ルールがあります。
「名古屋港海上交通センター」はこのルールや規制に基づいて、名古屋港及び周辺海域の、安全かつ円滑な船舶の往来を支えている重要な施設です。 |
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ここでは、船舶の航行管制を行う「運用管制官」、交通情報や気象情報などを発信する「情報官」、設備の維持管理を行う「技術官」等の専門スタッフが、年中無休24時間体制で活躍しています。
海難事故やトラブルの発生を予防し、安全で円滑な航行を実現するために、各スタッフが常に真剣な雰囲気の中で業務に取り組んでいるこの施設では、本来施設見学は行われていません。しかし教育目的に限り、少人数グループで特別に見学できる機会が設けられています。
この施設の見学に参加するには、「事前に申込書による申込手続きが必要」、「見学に際して一定の制限や規制がある」などハードルは高いのですが、普段はなかなか見られないこの施設には一見の価値があります。 |
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最先端のAIS(船舶自動識別装置)を活用した、
海上交通安全対策や情報提供の様子を確かめよう。 |
伊勢湾(名古屋港)は、東京湾や瀬戸内海と並ぶ「船舶ふくそう海域※1」で、エリア内に常に多数の船舶が航行しています。ここでは、タンカーなど500総トン以上の大型船舶が出入港する際には、独自のルールに基づく管制信号に従って航行する義務があります。 |
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※1 船舶が四方から寄り集まり、一ヶ所に集中して込み合う特別な海域 |
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出典:海上保安レポート2008年版 |
名古屋港では、港内にある船舶の位置、速度、針路等の個別情報や、安全に関する情報を自動的に電波で送受信できるAIS(船舶自動識別装置)を活用した最新の安全対策が、いち早く導入されています。
担当スタッフが交代制で管制業務等を行う管制室では、このAISを利用した航行管制業務の様子や、事前に決められた航行計画に基づいて、実際の入港や出航に際して管制官と船舶の担当者が交信する様子を見学できます。 |
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名古屋港内を航行する各船舶に対して的確な情報を送受信するAIS
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また、情報課では1時間に4回行われている海上交通情報の定時放送の様子や、管制信号の状況・予定、管制船舶の現状・予定、気象、海象、工事状況等の情報を提供する様子も見学できます。
これらの見学に際しては、大きな声を出したり、機材に触れたりする行為は行わないように注意してください。 |
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ビル内に名古屋港海上交通センター
がある名古屋港船舶運行情報センター |
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海の環境保全にもつながる、海の交通安全を守る大切さを
実感しよう。 |
四方を海で囲まれた島国である日本は、昔から海と深い係わりを持ってきました。海上交通による人やモノの輸送においても重要な役割を果たしている海には、物質の循環・再生機能、生物多様性維持、水産資源の維持等自然環境としての恩恵も与えてくれています。
万が一、海上で船同士の衝突などや浅瀬への乗り上げ等の海難事故が発生すると、直接的な人やモノへの被害だけでなく、船の燃料流出等により周辺環境の汚染や生態系の破壊などにつながる可能性もあります。
こうした海上のトラブルを未然に防ぎ、海の環境保全を図る面からも港を利用する全ての船舶が正しい航行ルールを守り、海の交通安全を保つことには大きな意味があります。
「名古屋港海上交通センター」の見学を通じて、事故や災害を未然に防ぎ海の交通安全を維持することの重要性を、実際に見て感じて理解してください。こうした貴重な経験を通じて、一人ひとりが小さなことからでも海を思いやる気持ちを持つことが、海の環境保全につながっていくはずです。 |
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