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地下鉄「六番町」駅からわずか徒歩1分。こんな身近に、モノづくり愛知の工業技術の基盤を支える名古屋市工業研究所があります。
様々な分野の工業技術について、企業からの技術相談、測定・分析、研究・開発など技術支援に取り組むこの施設で、モノづくりの最前線で実際に利用するために研究されている、エコテクノロジーの数々を見学してみませんか。
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人と地球環境に優しいエコテクノロジーを間近で
見学できる、施設見学に参加してみよう。
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名古屋市工業研究所では、小学生・中学生を対象に測定・分析や研究の現場を見学できる施設見学を開催しています。
ここでは「光触媒」「マグネシウム」「無響室」の3つのエコテクノロジーについての体験見学情報を紹介します。企業の技術支援や依頼測定・分析、製品や素材の研究・開発に使用されている施設や機械・装置を間近で見学でき、詳しい説明を受けることで実践的な工業技術への理解を深められます。
その他にも、「三次元造形機」「衝撃圧縮試験機」「X線CT装置」の3つの技術を見学することも出来ます。これらの技術の特色や見学内容に関しては、こちらで詳しく紹介しています。
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身近な製品にも使われている酸化チタンを利用した、
環境に優しい光触媒の仕組みを学ぼう。
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水や洗剤、薬品などで洗わなくても、光(紫外線)を当てるだけで表面の汚れが分解される光触媒。窓ガラスや建物の外壁の表面塗装などにも使われるこの光触媒の代表的な素材が酸化チタン(チタニア)です。
酸化チタンは、白色顔料として食品や工業製品に使われたり、日焼け止めや化粧品、消臭・空気清浄フィルターなど、私たちの身近な製品にも多く使われている安全な物質です。
今回の施設見学では、この酸化チタンの粉末をメチレンブルーという色素で着色したプレートを使って、紫外線を当てたものと、何も光を当てないものを比較して、光触媒の効果を確かめる実験が行なわれます。
また、光触媒の特徴や具体的な利用用途、これから期待される可能性などについて詳しい説明が行なわれます。
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メチレンブルーで光触媒を着色(左側)
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メチレンブルーで光触媒を着色(右側)
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右側のプレートに紫外線を照射
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実験後の光触媒プレート(左側:暗室に保管 右側:紫外線を照射)
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アルミよりも軽い環境に優しい金属、マグネシウムの
新しい可能性を確かめよう。
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1円玉の原料でもあるアルミニウムは軽い金属として有名ですが、それ以上に軽く、アルミニウムと同様に少ないエネルギーでリサイクルも可能な地球環境にも優しい金属に「マグネシウム」があります。
素材としては、自動車部品やパソコン、携帯電話などの筐体を始めとした工業製品に使われており、製品の軽量化などに役立っています。
また、マグネシウムは健康を保つために欠かせない身体に必要な栄養素の一つでもあります。
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粉末状のマグネシウムと金属素材サンプル
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今回の見学では、研究員の方から金属素材としての特徴や、工業製品としてさらに広い分野で利用するために、解消すべき問題点に対する研究内容など、様々な視点からマグネシウムについて詳しく教えてもらえます。
併せて同じ大きさの「アルミニウム」「銅」「鉄」「マグネシウム」の金属素材サンプルをつかって、見た目、重さ、触感、振動吸収性能などの違いを確かめることができます。
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金属素材サンプル(左からアルミニウム、銅、鉄、マグネシウム)
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加工途中のマグネシウムのサンプル
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マグネシウム説明パネルと
金属素材サンプル
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金属素材サンプルを手で持って
銅とマグネシウムの重さを比較
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外部の騒音や反射音に影響されない簡易無響室で、
いつもとは違う、クリアに聴こえる音を体験しよう。
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家電製品や工業製品の中には、動力源から発生する音が人に不快な騒音となる場合があります。
簡易無響室はこうした騒音の原因を見つけて解決するための動作音測定や、スピーカーなどの音響機器開発などに主に使われています。
天井、壁、床の全てにグラスウール製の吸音材を配置して、振動対策も施している簡易無響室は、高い遮音性能(音を遮る性能)を備えています。そのため、外部からの騒音や室内の天井・壁・床からの反射音の影響を受けずに、被測定物から発生する音だけを忠実に測定できます。
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簡易無響室室内
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床の金網の下の吸音材
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壁面の吸音材
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今回の施設見学では、実際に使われている測定機器や簡易無響室の仕組みを見学したり、研究員から詳しい説明を受けられます。
さらに簡易無響室の中に入って、吸音材で囲まれた室内の様子を確かめたり、音の聞こえ方がどのように変化するかを実際に体感できます。
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簡易無響室入口ドア
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音響測定機器
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上記以外の施設見学メニュー
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《詳しくはこちら(エコテクノロジー-1)》
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